前橋のイケア、10年かけ開業　敷地にポツン…話題の看板保管へ

1: 蚤の市 ★2024/01/11(木) 23:50:31.03 ID:WbIjO/d19

家具小売り大手のイケア・ジャパン（千葉県船橋市）は18日、前橋市亀里町に「IKEA前橋」を開業する。国内では都心型店舗も含め13番目だが、北関東以北では仙台店に次いで2番目で北関東勢待望の店舗。2013年9月に同社が出店計画を明かして以来、広大な敷地にポツンと立つ看板は開業に向けたファンの心の支えになってきただけに、野山和美店長は11日の内覧会で「この土地を守ってきた看板は捨てられない」と述べ、今後も大切に保管する考えを示した。

看板は横180センチ、縦90センチ。経年劣化でひび割れ、一部はがれている。開業に約10年かかったのは「遅延でなく、ベストな状況のオープンを目指した」（野山氏）という。

開業時は先着で群馬の山をデザインしたトートバッグや馬型シールを配布する。敷地は約5万8000平方メートルで、地上2階の店舗は延べ床面積約1万平方メートル。営業時間は午前10時～午後8時。

1387枚の太陽光パネルを導入し、国内店舗ではエネルギー自給率が最高の36％で、雨水利用などで環境負荷が最も低い。電気自動車などで来店すると優先駐車場を使える。店外でテークアウト食品を買える窓口を国内で初めて設けた。前橋店限定の植物性ベビーカステラも販売する。

店舗周辺は米国発の会員制大型量販店「コストコ前橋倉庫店」など大型商業施設が密集するが、イケアの敷地は看板だけが立つ状態が長く続いた。ネット上では「グンマーのイケアはこれが完成形」「永久に看板だけ」などとネタになり、看板が短期間撤去された時は絶望するファンも出るなど、一時は開業するかどうかに注目が集まっていた。【田所柳子】
毎日新聞　2024/1/11 20:20（最終更新 1/11 20:25）
https://mainichi.jp/articles/20240111/k00/00m/040/227000c