日中与党協議会再開へ　仙台へのパンダ貸与前向き—習氏側近、公明代表に表明

1: 蚤の市 ★2023/11/23(木) 07:41:30.00 ID:4WnQ/LyN9

【北京時事】公明党の山口那津男代表は２２日、中国を訪問し、北京の釣魚台迎賓館で共産党序列５位の蔡奇・政治局常務委員と会談した。両氏は「日中与党交流協議会」の再開で一致。蔡氏は仙台市へのジャイアントパンダ貸与に前向きな考えを示した。
蔡氏は習近平国家主席の側近で、山口氏は習氏宛ての岸田文雄首相の親書を伝達した。山口氏は会談の冒頭、先の日中首脳会談で「戦略的互恵関係」が再確認されたことを踏まえ、「これを基に日中関係がさらに深まるよう対応したい」と強調。蔡氏は１５日に死去した公明党創立者の池田大作・創価学会名誉会長に対し哀悼の意を示した。
日中与党交流協議会は自民、公明両党と中国共産党の枠組みで、２０１８年１０月が最後となっている。山口氏は会談後、記者団に「蔡氏から協議会を再開すると具体的な言及があった」と明らかにした。パンダ貸与について、蔡氏は「意思疎通を深めてお互いに前に進んでいこう」と述べたという。
山口氏は、東京電力福島第１原発の処理水海洋放出に関し、日本産水産物の輸入停止措置の解除に向け、日中の意見交換を密にするよう要請。中国で相次ぐ日本人拘束について、拘束理由の透明性の向上も求めた。
山口氏は今回の訪中を通じ、日中関係改善の流れを後押しし、両国首脳の相互往来につなげたい考え。この後、劉建超・共産党中央対外連絡部長とも会談した。２３日も要人と会い、同日中に帰国する。
山口氏の訪中は１９年８月以来で、０９年の代表就任後７回目。北京到着後、記者団の取材に応じ、「（今年は）日中平和友好条約締結４５周年の節目だ。先般の日中首脳会談を受けて政党外交を進めていきたい」と語った。
時事通信　2023年11月22日21時54分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023112201177&g=pol