ハマス、ガザ戦闘休止案を精査　3段階で構成か

1: 蚤の市 ★2024/02/01(木) 08:04:40.75 ID:oQy3Sm9D9

【カイロ=時事】イスラム組織ハマスは1月30日、声明を出し、米国やイスラエルなどが先にパリで開いた4者協議で一致したパレスチナ自治区ガザの戦闘休止案について、既に受け取り、「指導部が（休止案の）文面について協議し、最終的な見解を表明する」との立場を示した。ハマスは人質解放には「恒久停戦」が必要との立場を崩していないとみられ、同意するかは予断を許さない。
報道によると、戦闘休止案は3段階で構成。昨年10月のイスラエルへの奇襲で拉致した人質のうち、まず民間人の高齢者や女性、子供を解放し、次に成人男性、兵士と続き、最後に死亡した人々の遺体を返還する計画だ。
休止期間は6週間で、人質1人の解放につき、イスラエルで収監中のパレスチナ人の囚人3人を釈放する。イスラエル軍は、ガザの人口密集地から一時的に部隊を移動。さらにガザへの人道支援を加速させるとしている。
ハマスの最高指導者ハニヤ氏は30日、「仮に包括的な（イスラエル側の）攻撃停止につながるのであれば、真剣かつ実践的な協議にはオープンな姿勢だ」と述べた。
イスラエルのネタニヤフ首相は「ハマス壊滅や人質奪還という完全勝利まで一切妥協しない」と改めて言明。これに対し、ハマス幹部はロイター通信に「（ネタニヤフ氏は）パリの会談の成功に興味がなく、人質の命にも関心がないことが露呈した」と批判した。
一方、イスラエルのガザ攻撃は31日も南部ハンユニスなどで続き、軍は「テロリスト数十人を殺害した」と発表。地元保健当局は同日、過去24時間で150人が死亡したと公表した。これに先立ち、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ジェニンでは30日、イスラエル部隊が病院を急襲。ハマス軍事部門の司令官らが殺害された。
日本経済新聞　2024年2月1日 5:27
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB0101N0R00C24A2000000/